最新号のAndre Editionも先日発売されたばかりのCREAM。 今号でもこれまでと同様、豪華で楽しいパッケージデザインや、クオリティの高さで、私たちを驚かせてくれます。今回、CREAMの編集長Irene Leungに実際の制作過程や、これからの活動について伺うことができました。
1. 特集のテーマやデザインはどうやって決めているのですか?
テーマはだいたい、私が好きなファッションブランドや、インスパイアされたアーティスト、興味をひかれた話題など、個人的な好みで決まります。何かテーマを探っていくときには、気持ちを全てそこに集中させることが必要だと思っています。そうでないと、そのコンテンツはおもしろくなくなってしまいます。テーマが決まったら、そのテーマにどんなデザインスタイルが一番合うのか、話し合っていきます。
2. どのようにアイディアを実際の形にしていくのですか?スタッフの方たちとはどのように作業を進めていますか?(デザイン、参加アーティストの選択など)
私がテーマを決めるときは、だいたいなんとなくぼやっとした輪郭が頭の中にあります。なので、編集担当者やデザイナーとミーティングをして、私の考えていることを伝えます。そこで私の考えているものが具体化できるかどうか可能性を探り、彼らの新しいアイディアも付け加えていきます。ブレインストーミングの中でのひらめきが、最終的に本の形になっていきます。
3. 毎回、参加アーティストはどうやって決めていますか? アーティストを選ぶ際のポイントはどんなところですか?
アーティストは、彼らのスタイルがテーマに適しているかどうかを考えて選んでいます。通常、知り合いであれ、初対面の人であれ、メールでコンタクトをとっています。、そのアーティストが作品を通じて、テーマに対する独自の見方、考え方を表現できているかどうかに、一番気を配ります。
4. どの号も、ユニークなフォーマットで制作されていますが、雑誌のデザインで重要なことは何だと思いますか?デザインするとき、何か(自分自身で決めていることも含め)何か制約はありますか?
本のデザインにおいて重要なのは、テーマとの調和です。 テーマを表現しながら、同時に内容を伝えなくてはなりません。個々の特集ごとに新しいデザインフォーマットを作ることができる場合、一見制約はないように思えます。でもそれはすごくリスキーです。デザインのためのデザインになってしまい、自分自身を見失ってしまうことがあるからです。そこで、自分自身で基本的な境界線をいくつか設定しておく必要があります。
5. 月刊誌や他のメディアと比較して、季刊誌のいい点はどんなところですか?また悪い点は何でしょう?
季刊誌は、特にユニークなフォーマットでの制作を行う場合、独創的なアイディアを広げていく時間的余裕があります。 月刊誌では、まずできません。一方で、季刊誌は制作費用の負担が大きく、実験的なフォーマットの本に対して保守的なマーケットでは、経済的な負荷が大きくなってしまいます。
6. CREAMの読者にどのようなことを伝えたいですか?
CREAMを読むことが、読者にとってハッピーな体験になればいいなと思います。何よりも大切なのは、彼らが何かインスピレーションを感じられること。創造力こそが人生をすばらしいものにしてくれると思うからです。CREAMを一冊手に取るたびに、宝物をもっているような気分になってもらえたら嬉しいです。
7. お気に入りの号を教えてください。理由もお願いします。
難しい質問ですね。どれもみんな、私にとっては本当に大切なものです!もしどうしても選ばなくてはいけないとしたら、今一番満足しているのは、最新号のAndre特集ということにします。これは、一人のアーティストに対する私たちのビジョンを本という形にする前に、そのアーティストの仕事を理解するために本当に多くの時間と努力を費やすことができた、めったにないチャンスでした。全体のパッケージのアイディアも、アーティストの遊び心のある楽しいキャラクターにぴったりでした。
8. 最近の香港のアート/カルチャーシーンについてどう思いますか? また、どのように関わっていきたいと思いますか?
ここ(香港)のアート/カルチャーシーンは、それぞれがバラバラに動いているように思います。誰かが小さなエキシビションをオーガナイズしていても、一般的にその力を知らしめることができるほどのインパクトを残せないのが現状です。
私自身、CREAMの編集長としての活動とは別に、COMME des GARCONS Guerrilla Store+852(COMME des GARCONSのゲリラショップ)のオーガナイザーをしています。今年8月にはCREAMを代表して、ショップでのエキシビションを行いました。皆がショッピングしながら、同時にアートを体験することができました。こういう機会がもっとたくさんあればいいなと思います。
9. 最後に、これからどのような雑誌を作りたいですか?次号の予定など、少し聞かせて下さい。
次回の特集は、楽しい童話のテーマにして、ポップアップ・ブックに挑戦しようと思っています。費用もかかってしまい、技術的に解決しなくてはいけない問題もありますが、なんとか完成できたらと思っています。
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| CREAM Issue 01: PRETTY GORGEOUS |
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| CREAM Issue 02: IN OTHER WORDS |
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| CREAM Issue 04: UNDER COVER EDITION |
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| CREAM Issue 06: CREAM ANDRE EDITION |
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