曾灶財(Tsang Tsou Choi)
九龍皇帝(King of Kowloon)の愛称で知られた「書家」、曾灶財(Tsang Tsou Choi) が、今年7月15日にこの世を去りました。
ベンチや鉄塔、建物の壁など香港の街のあちこちに書き残された彼の書。激しい筆致で九龍の土地への執念や香港政府への不満を表したその「作品」は、香港の人々に強いインパクトを与えました。晩年まで路上で生活しながら公共の場所に書き続けた彼の活動に影響を受けたアーティストやクリエイターも数多く、彼の書をモチーフにした作品を製作するなどさまざまな形でリスペクトされています。
一時は、Star Ferry Pierをはじめ街の中に残された彼の作品が撤去されてしまうのではないかという心配の声も多く上がりましたが、彼の死後、香港政府は現在残っているグラフィティをそのまま保存することを決定しています。その作品は、これからも香港の人々、そして香港を訪れる人々に、強烈な印象を与え続けていくことでしょう。
9月24日から10月5日まで、九龍(Kowloon)にあるショッピングモール、奥海城(Olympian City)では「九龍皇帝1841625AM8:15 exhibition」というエキシビションが開かれました。彼の死を悼んだ12組のアーティストが協力して行われたこのエキシビション。九龍皇帝の作品と、生前の姿やその作品を写した写真などの作品が展示された会場の様子をご紹介します。
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