profile
Joey Ho(ジョーイ・ホー)

The University of Hong Kong (建築専攻)、National University of Singapore (建築学士取得)卒業。香港を拠点として、自身のデザインファーム「Joey Ho Design Limited」を設立。2003年、シンガポールの書店「Basheer Design Books」の香港店をオープンさせ、香港のクリエイティブ業界の話題を集める。雑誌「Perspective」が選ぶ「the 40 under 40 outstanding Young designers in Greater China」(中国の40歳以下の若手デザイナー40人)、「Hong Kong Institute of Architectsが選ぶ2021人の若手建築家」にそれぞれ選ばれている。
現在、Hong Kong Designers Association会員 (2002-2008)。香港のデザイン産業の発展のために積極的な活動を行っている。

http://www.joeyhodesign.com

Joey Ho
香港をベースに、各国で活躍中の建築家Joey Ho。 個人邸宅から、書店、レストランなどの商業施設、エキシビション会場など幅広く仕事を手がけています。その作品はどれも、モダンで都会的なデザインの中に、さわやかな温かみが感じられます。デザインと生活との結びつきを大切にしているという彼が作り上げる空間は、本当に居心地がよさそう。さまざまな都市での暮らしを経験してきた彼ならではの、どことなくニュートラルな雰囲気も、多くの人が楽しくくつろげるデザインへとつながっているのかもしれません。


1. 最近ではどのような活動をされていますか。それに対する人々の反応はいかがでしたか?

最新の仕事といえば、プーケットにある世界最大のゴルフ場、ミッション・ヒルズ・ゴルフのリゾート・スパです。世界でトップを争うゴルフ・プレーヤーの一人、アニカ・ソレンスタム選手(スウェーデン)がスパでのトリートメントを利用し、スパを褒めて下さったと聞いて、とてもうれしく思っています。


2. 自分でデザインをし始めたのはいつ頃で、どのような作品でしたか?建築のフィールドでのキャリアはどのようにして始められたのでしょうか。

クリエイションに対する強い情熱は小さい頃からありました。子供の頃描いたマンガが僕の始めての「デザイン」作品と言えると思います。マンガを自分のメディアとして利用しながら、想像し、夢見る技術を養ってきました。

はじめてデザインの仕事をしたのは、Archiude (Architecture(建築) + attitude(態度)の意)という古本店兼カフェです。このショップは僕が友人数人と一緒に開いたショップです。このプロジェクトは、自分のデザインをクライアントとして、また同時にデザイナーとして自分自身で展開できる一つのやり方として、とてもいいプロジェクトだったと思います。


3. 小さい頃からいくつもの国で生活されてきたそうですね。そのような異文化体験は、自分の考え方や作品にどのような影響を与えていると思いますか?

都市から都市へと移り住んだ経験は、自分の周りのものについて新しい見方を形成するのに役立ちました。異なる住環境によって、自分の生活に対する新たな情熱が生まれ、その「生きている情熱」が私のクリエイションの源になっています。一人の中国人として、西洋と東洋がミックスされた都市を味わうことができてラッキーだと思います。


4. 「Through Our Eyes」展について聞かせて下さい。エキシビション会場全体が一つのインスタレーション作品のようにデザインされていました。学校の黒板や回転する照明装置を使って写真を展示するというアイディアはどうやって生まれたのでしょうか。会場に来た人たちの反応はいかがでしたか?

「Through Our Eyes」展は、中学生の写真作品のエキシビションです。彼らが何を、どんな世界を見ているのかを反映させるために、遊び場に作品を展示するというシンプルなアイディアを用いることにしました。会場を訪れた人が若者たちの視線を楽しく感じられるようなものにしました。


5. クールでモダンなデザインの中にも形や色、光や素材などに有機的な要素が多く見受けられます。空間をデザインするなかで、自然や有機的なものをどのように取り入れていますか?香港の建築によく見られる中国の伝統的な風水ともつながりますか?

デザインを自分の日常生活と結びつけるのが好きです。インテリアを作るときには、単に見た目やオーガニックな要素だけではなく、自分の周りの環境から生まれるアイディアに焦点を合わせます。伝統的な要素を取り入れようという直接的な意図は全くありません。私はトラディショナルな男ではないので!


6. どんな物事や瞬間にインスピレーションを受けますか? 何か最近インスピレーションを受けたものやできごとがあれば教えて下さい。

インスピレーションの源はいろいろあります。例えば家族と良い時間を過ごしたり、本を読んだりといったことでしょうか。


7. 作品を通じて、どんなことを人々に伝えたいですか?基本となるテーマや考えがあれば教えてください。

デザインは日常生活の中にある美の追求なのだと考えるようになりました。新たにやりたいと思っているのは、関係性を築く対話の中で、生きている建築物を作ることです。私の作品を通じて、人と環境の新しい関係を探っていきたいと思います。


8. 好きなアーティストは?

正直なところ、好きなアーティストは毎年変わっているので、一人に決めることはできないのですが、今気になっているのはマシュー・バーニーです。


9. 自分の作品の中で、特に気に入っているもの、印象に残っているものを一つ教えてください。

香港にあるデザイン書店を挙げたいと思います。僕自身もこの書店のオーナーの一人なので、店のデザインと運営を一つの連続したプロセスとして把握することができました。この4年間を通じて、小さな規模ですがエキシビションやイベントを企画してきたこともあり、私にとって単なる一つの実験的な「空間」以上の意味をもつプロジェクトです。


10. 現在の香港のクリエイティブ・シーンについて、他の国と比較してどのように感じますか?自分はどのように関わっていきたいと思いますか?

僕の意見ですが、都市にはそれぞれ独自の魅力があって、クリエイティブな人についても同じことが言えると思います。国際的なステージで認められている香港のデザイナーはたくさんいます。僕自身は香港のクリエイティブ・シーンについては前向きにとらえています。


11. これからどんな作品を作っていきたいですか? 次の作品のプランなどあれば教えてください。

建築に関連したデザインにもっと関わっていきたいです。普段、僕が計画を立てるのは休みの計画だけ。自分の製作のプランは立てません。


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